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関東大学ラグビーリーグ戦 1・2部入替戦 専修大学・関東学院大学 記者会見レポート


2015.12.18 広報委員 辛島

第1試合  専修大学 7-22 関東学院大学

前半6分、関東学院は専修陣中央付近22Mで得たPGを10番菅沼が決め先制点を奪う。
専修は同12分、関東学院陣内22M右よりで得たFKから8番徳田がトライを奪い、10番石原がコンバージョンを決め逆転。
その後両チームとも得点を挙げられず、専修7-3関東学院で前半終了。
後半に入り、関東学院がFW戦において、接点での勝負を有利に進め、12分・21分・29分と、専修陣ゴール前からのラック及びモールから得点を挙げノーサイド。
関東学院大は4季ぶりの1部リーグ復活となった。
一方、専修大は1部復帰初年度で2部降格となった。

【専修大学】
≪村田監督≫
昨シーズンと全く同じ、12月13日の入替戦という事で、昨年13年ぶりに1部復帰したが、リーグ7位で入替戦に挑む事になりました。
入替戦に向けて3週間しっかりと準備してきました。
前半は風上で遊離し進められたが、後半は関東学院さんの圧力に、少しずつ前へのディフェンスが出来なくなり、最終的にはFW戦のところでトライを取られてしまいました。
チームは3週間で1ランク上げてきたが、それ以上に関東学院さんの纏まりに負けてしまいました。
負けた事は悔しいが、これからの1年をしっかりと準備して、1年で上がれるようにしていきます。
選手は良く頑張りました。この敗戦は全て私自身に責任があります。
私自身がもっともっと規律を保って、もっともっと上昇させ、もう一度歴史を作りたいと思います。
≪小俣主将≫
拓殖大戦が終わってから3週間、しっかりレベルアップできました。
しかし、入替戦という独特な雰囲気と、関東学院さんの一日一日が違ってたのが敗因だと思います。

■スクラムで上回って、ディフェンスで頑張れてましたが・・・
≪小俣主将≫
フィジカルはいけると思ってましたが、外勝負だったり、外でボールをキープ出来なかったり、フィジカルで押し返されて焦りが出ました。
≪村田監督≫
前半から2人目の寄りが、関東学院さんのほうが早く、意図したボールを出せず絡まれる局面があったので、もう一度フィジカルでしっかり当てていこうとしました。
専修は内を見せながら外に振るという事をやってきたので、そこに自信を持っていましたが、中盤での絡みの部分でやられてしまった。

■PGでの得点機にPGを狙われなかったのは?
≪小俣主将央≫
ペナルティは角度的にも難しく、スクラムに自信があったので、スクラムで勝負をかけました。
結果はトライに繋がらなかったが、もしトライを取れていたら、自分達のペースに持ってこれたかなと思いました。

■相手の速さに、どう修正しようとした?
≪小俣主将≫
前半の最初から2人目の寄りが速かったので、ユニットで動いて寄りで負けずに行こうとしたけど、疲れてきた事で徹底できなかった。

■今後、どのあたりを修正していくのか?
≪村田監督≫
1年間、身体を作れてきたが、2人目のサポートあたり、プレーの精度、読みの速さなど判断力も身につけていきたい。
また、外国人相手にコンプレックスもあり、普段から外国人に対してもっと良いプレーを出来るように取り組んでいきたい。

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【関東学院大学】
≪板井監督≫
今年監督2年目で、春口監督からバトンを受けてから、1部復帰が目標でした。
去年は入替戦にも出られず、悔しい思いをし、今年1年頑張って1部昇格出来て良かったと思います。
≪高城主将≫
去年、入替戦に届かなかった事からスタートし、今年は必ず1部昇格をという思いが強かった。
前半、(負傷で)自分が交代しなければならず、仲間に頼る形になったが、最後は仲間がやってくれて嬉しかった。

■後半に入って、どの様に対処した?
≪板井監督≫
スクラムが劣勢だったが、後半の懲り10分で押されなかったので、2年間のフィットネスに自信があり、大崩れしないと思っていました。
反則が多かったので、そこはしっかりと修正してくれました。

■監督就任から力を入れてきた事は?
≪板井監督≫
ラグビーそのものよりも、学生スポーツとして、私生活から挨拶とかを含めて取り組んできた事が、納得いくプレーに繋がっていたと思います。今年に入って、4年生が特に頑張ってくれました。
関東学院はボールを展開するスタイルのチーム。今年は個々のスキルを持った選手もいましたので、FWの強化を中心に進めてきました。

■FWの強化の具体策は?
≪板井監督≫
トップリーグで活躍するOBが多く来てくれて指導してくれた事で、学生達の吸収力が格段と上がりました。
OBでは、山村・北川や、コカコーラの山口など、沢山の選手が年に何度も来てくれました。
良い環境で練習が出来たと思います。

■私生活について?
≪板井監督≫
私生活を正す事は、ラグビーに繋がります。
規律の面をしっかり意識を持ってきた事が、プレーに繋がったと思います。

■後半ベンチでハーフの立場として、主将の立場としての気持ちは?
≪高城主将≫
仲間を信じるしかないと思っていました。
やってきた事を全て出してくれると思ってたので安心してみていました。
チームが劣勢にたった時には、一生懸命声を出してチームを鼓舞してました。
≪板井監督≫
無我夢中でなんとか逆転して15点リードした時は、主将が一生懸命声を出していたので、私は選手起用の方に気を配りました。
(高城主将を)本当に頼もしく感じました。

■春口監督の後任という事でプレッシャーがあったと思うが・・・
≪板井監督≫
就任当初から大きなプレッシャーでした。とにかく入替戦までは凄く苦しかった。
自分の苦しみよりも、選手たちが一生懸命、関東学院が変わった中で頑張ってくれた事が凄く嬉しいです。
今日を足がかりに、来年以降より良いチームになっていくと思います。

■今後どういうチームにして欲しい?
≪高城主将≫
1部にいた時も今も、チームは変わらないと思うので、自分らしさ、関東らしさを大事にしてもらいたい。

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