12月1日(日)、熊谷ラグビー場Aグラウンドで関東大学ラグビー対抗戦Aグループ「青山学院大学VS立教大学」と「日本体育大学VS慶應義塾大学」の二試合が行われ、青山学院大学(対抗戦A グループ5位)と慶應義塾大学(同 4位)が勝利し、大学ラグビー選手権の出場を決めました。大学選手権3回戦では青山学院大学(30大会ぶり3回目)が京都産業大学(12大会連続38回目)、慶應義塾大学(5大会連続41回目)が東洋大学(2大会ぶり2回目)と対戦します。
◇第一試合
試合開始2分、立教大学の中優人選手(SO)がPGを決め、その2分後には青山学院大学の榎本拓真選手(CTB)がトライを決める。その後もシーソーゲームの展開が続き、青山学院大学が9点リードで前半終了。後半に入り立教大学が3連続PGを成功させて25対25の同点としたが、青山学院大学がトライとPGで10点を追加。猛追する立教大学も得点を追加するが、一歩及ばずに青山学院大学が3点差で逃げ切り勝利した。
青山学院大学 ○35 ━ 32● 立教大学
公式記録https://www.rugby-japan.jp/match/27056/print/
◇立教大学
スコアの通り本当に良い試合だったと思います。青山学院さんは、これに勝たないと選手権に出られない。僕らはこの2年間勝ってきた青山学院さんに、この最終戦で勝てば、入替戦(回避)・大学選手権出場の可能性もありました。結果(敗戦)は時の運もありますが、最後の最後まで手に汗握る試合でした。この1年間、前に出るディフェンスとクイックアタックでずっとやってきたので、それは形にできたかと思います。あと一歩のところはラグビーの神様のイタズラみたいなところでしたが、選手はよく頑張ってくれたと思っています。
立教大学 福原明久 総監督
◇青山学院大学
80分間我慢の状況の中、何とか少ないチャンスをものにして勝てたと思います。最後は気持ちの部分で全員が一つに纏まって勝てたと思います。
青山学院大学 糊谷浩孝 ヘッドコーチ
□プレーヤー・オブ・ザ・マッチ
青山学院大学 荒川真斗(LO)
□モスト・インプレッシブ・プレーヤー
立教大学 大畑咲太(FB)
◇第二試合
前半16分、慶應義塾大学の冨永万作選手(No.8)のトライを皮切りに2トライ(ゴール成功)、1PGで前半終了。後半に入っても慶應義塾大学の猛攻を収まらず5トライ(4ゴール成功)と日本体育大学を無得点に抑え、一方的なゲーム展開となった。日本体育大学は対抗戦Aグループ8位が決定し、入替戦で同Bグループ1位の成蹊大学と対戦する。
日本体育大学 ●0 ━ 50○ 慶應義塾大学
公式記録https://www.rugby-japan.jp/match/27057/print/
◇日本体育大学
2週間良い準備を選手・スタッフとやってきました。最後の勝負のところで取り切れないという決定力が不足して、こういう結果になってしまいました。あとは気持ちを切り替えて、入替戦に向けて残留を目指していきたいと思います。
日本体育大学 秋廣秀一 監督
◇慶應義塾大学
お互いに対抗戦最終戦。我々は今回の試合結果によっては大学選手権の道が開けるというところで、80分間日体大さんを圧倒しようというマインドセットで臨みました。前半、日体大さんのアタックを受ける場面が多く、自分たちとしては反省する試合だったかなと思います。唯一、ゼロ封できて次に進めたのは収穫だったと思いますので、選手権に向けて良い準備をしていこうと思います。
慶應義塾大学 青貫浩之 監督
□プレーヤー・オブ・ザ・マッチ
慶應義塾大学 中山大暉(HO)
□モスト・インプレッシブ・プレーヤー
日本体育大学 岡部義大(No.8)