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関東大学ラグビー 入替戦4試合


2022.12.12 スクール部会 山野

関東大学ラグビー入替戦が12月10日㈯、11日㈰の二日間にわたって4試合が行われました。10日の対抗戦は青山学院大学(対抗戦A7位)が大差で明治学院大学(対抗戦B2位)を退けてAグループ残留を決めました。一方、日本体育大学(対抗戦A8位)は成蹊大学(対抗戦B1位)に敗退してBグループへの降格となり、成蹊大学がAグループに昇格しました。11日のリーグ戦は大東文化大学(リーグ戦1部7位)が最後まで食い下がる専修大学(リーグ戦2部2位)を退けて1部残留を決めました。また、拓殖大学(リーグ戦2部1位)は3年前の雪辱を果たし関東学院大学(リーグ戦1部8位)に逆転勝ちして1部へ昇格しました。

青山学院大学〇61 ━ 13●明治学院大学

日本体育大学●17 ━ 29〇成蹊大学

大東文化大学〇39 ━ 25●専修大学

関東学院大学●17 ━ 26〇拓殖大学

 

明治学院大学 石川安彦 監督

当然、格上の相手ということは分かっていたので、自分たちの得点能力、相手の強さを考えると3トライ以内に抑えることを目標に試合に臨みました。選手は良くやってくれました。ただ、結果としては9トライを取られ、去年とほぼ同じぐらいの点差ということで、同じ相手で同じ会場でメンバーは変わっていますが、同じような負けをしてしまったことに非常に悔しい思いをしています。選手は頑張ってくれましたが、我々の1年間を通しての落とし込みがまだまだ甘かったということを実感するような試合でした。

青山学院大学 清水孝哉 監督

先週、立教戦に敗戦した後、しっかり切り替えてA残留という最後の目標を達成するために、1週間ここに居る2人を中心に準備してくれ、今日はまず勝つことが大前提だったので、内容は色々あると思いますが、来シーズンもAグループで戦えるというところは1つクリアできたと思っています。シーズンを通して、なかなか掲げた目標達成できなかったことに関しては、スタッフ陣の代表として、すごく責任を感じております。しかし。彼ら4年生は最終学年になった時から本当にチームのために自分の時間を削ってラグビーのために尽力してくれたことに関しては、江金キャプテンも含めて4年生には感謝しております。今日、勝てたことを次に繋げ、今シーズンの経験を後輩達に繋げて青学の伝統、やっぱり選手権というところはやっぱり譲れない部分がありますので、そこに向けてチャレンジしていきたいと思っております。

日本体育大学 米地徹 監督

やはり対抗戦Aのプライドをかけて戦うということで、コンタクトで圧倒していこうということでしたけれども前半、ペナルティーが多くなってしまい、そこから失点してその後、なかなかうまく試合を展開することができなかったというところで、後半は追いかけようということでしたけれども、及ばずに敗戦ということになってしまいました。選手たちは、一生懸命にやりましたし、残念な結果とはなりましたけれども、やはり成蹊大学さんの激しいディフェンス、ブレイクダウンで対抗されて成蹊大学さんのできが良かったと思います。

成蹊大学 山﨑大樹 監督

今日は、しっかり自陣で反則を犯さない、規律を取れた試合をするということ、それからテンポを上げて早いテンポで試合をしていくということを目標に試合に臨みました。しっかり選手たちがそれを守ってくれたというところで、ゲームの前半の入りからリズムを作ることができたと思っています。

専修大学 村田亙 監督

今日の試合は、相手が大東文化大学さんということで、今までと違った意味で最初から飛ばしていこうと、しっかり自分から攻めようということで準備をしてきました。しかし、要所、要所で先に点を取られる展開で、いつもより厳しい展開になってしまいました。ただ、しっかり留学生を止めることができて、17対6というスコアで後半に臨めたので、後半は十分に射程圏内に入れるというという気持ちで臨みました。本当は先に点を取って相手を慌てさせることをしたかったのですが、逆に先に点を取られ、もう開き直って攻めるしかないっていうことになりました。スクラムは本当に頑張ってくれ全然押されませんでしたし、ラインアウトも途中でミスもありましたが、セットプレイなども耐えてくれたと思います。バックスもトライトを取ったシーンでは決定力を見せてくれました。ただ、玉際だったり接点で若干、受けに回ることもあったり、取りどころで大東さんに取られてしまってスコアが少し開いてしまい、最後まで食らいついていったのですが、時間がなくノーサイドとなりました。やってきたこと全部はお見せすることはできませんでしたが、来季にもう一度2部でしっかり切磋琢磨して必ず入替戦まで進み、今度は勝利するところまで突き詰めたいと思います。

大東文化大学 日下唯志 監督

今日の試合は、立ち上がりに先制することができましたが、専修大学さんの勝ちに行く姿勢と言いますか、素晴らしいプレッシャーの中で、なかなか思うような試合ができませんでしたが途中、しっかりアタックにフォーカスしたラグビーをすることで、得点を積み重ねることができました。途中、失点をすることがありましたが、選手は概ね落ち着いて試合ができたと思っております。無事に勝てたことを素直に喜びたいと思います。今日、大学選手権でリーグ戦の上位校が対抗戦の上位チームにチャレンジしています。やはり選手権に出場し、我々もしっかりチャレンジするということが大事だと思いますので、来年の9月、またリーグ戦でチャレンジする機会をいただきましたので、今年のチームはこれで終わってしまいますが、これで終わるのではなく来年に向けて学生と一緒にしっかりとチーム作りができればと思っております。

関東学院大学 板井良太 監督

残念な結果になってしまいましたが、彼らが1年間取り組んできたことは間違いではかったというか、精一杯練習を積んできてくれた結果なので少しの差だったと思います。3年前、拓殖大さんに逆に勝たせてもらって今回はリベンジされてしまいました。拓殖大を褒めるべきですが、同時に当校の選手達も褒めてあげたいと思っています。結果は勝負ごとで、1部と2部に大きな差はあると思いますが必ず残された後輩たちは、また来年この舞台に戻ってきて、1部にもう一度チャレンジし勝ち取りたいと、今日が始まりだと思って、なかなか気持ちの切り替えは難しいとは思いますが、1分1秒を無駄にしないように頑張っていきたいと思います。本当に4年生は怪我人が多く、残されたメンバーの4年生がよく頑張ってくれたと思います。学生たちへはお疲れ様と言ってあげたいと思います。

拓殖大学 遠藤隆夫 監督

ゲームプラン通りといえばゲームプラン通りでした。前半は我慢して後半の勝負というところで、スクラムとかラインアウトモールでフォワードがプレッシャーをかけ、そこでフィジカル勝負で行こうということ、バックスはディフェンスと思い切ったアタックというところでした。誤算であったのがマイボールのスクラムが少なく、なかなかこちらのペースにならなかったということです。後半始まってすぐにスコアされたことは予定外でしたが、なんとか選手が頑張って後半盛り返してくれて勝つことができました。3年前に3点差で負けてから戻ってくるのに、コロナ禍もあって3年かかってしまいました。4年生は卒業しますが、山本選手以下3年生がこれから1部で戦っていくために、今後はどれだけ頑張ることができるか、それにかかっていると思いますので期待しています。

記者会見の冒頭コメントのみ