12月11日(土)に関東大学ラグビーリーグ戦、12日(日)に同対抗戦の入替戦が熊谷ラグビー場Aグラウンドで開催されました。リーグ戦では、東洋大学が中央大学に勝利し29季振り、立正大学も専修大学に勝利して8季振りの1部昇格を果たしました。埼玉県に本拠地を置く両校が1部への昇格を手にしたことで、埼玉県内のラグビー熱もさらに上昇することでしょう。また、対抗戦では青山学院大学が明治学院大学に勝利し、立教大学も成蹊大学に勝利して両校ともにグループAの残留を決めました。
中央大学 21―26 東洋大学 専修大学 47―53 立正大学
青山学院大学 73―19 明治学院大学 立教大学 37―5 成蹊大学
◇松田 雄 監督
本日は、このような立派なグラウンドで入替戦ができたこと、東洋大学さんと対戦できたことに感謝いたします。選手のポテンシャルを100%、120%出してあげられず、このような形で1部から2部へという状況をまねいてしまったことは本当に申し訳ないと感じています。試合の内容に関しては、東洋さんが勝ちたい、1部へ昇格したいという気持ちが中大より勝っていたのではないでしょうか。非常に残念は結果となりましたが、ここで得たものを必ずラグビー以外にも反映させて頑張ることができる選手達になってもらいたいと願っています。
◇東洋大学 福永昇三 監督
非常に嬉しい気持ちで、感無量といったところです。よく選手達が本当に頑張ってくれたというのが一番の感想です。ありがとうございました。
◇専修大学 村田 亙 監督
試合は前半から苦しい展開で、前半の得点が1点しか上回っていませんでした。後半の入りで2本、3本と連続でトライを取られたことが全てです。後半の残り20分、15分頃から得点しましたが、あと一歩及ばず敗退してしまいました。この結果はすべて監督である私の責任です。選手達を勝たせてあげられず、来年1部でやることができず残念な結果となりましたけれど、しっかり一年で1部に復帰します。
◇立正大学 堀越正己 監督
我々が考えていた通りになれたと思います。「やり切る」ということを徹底していた所を皆さんにも観て頂き、分かってもらえたと思います。後半の早い段階で得点をし過ぎて最後はディフェンスが上手く行かなかったこともありましたが、選手達はよく頑張ってくれたと思います。
◇明治学院大学 石川安彦 監督
選手達は最後まで80分間、力の限り頑張ってくれたと思います。自分達のラグビーがもう少し継続してできていれば、あの点差にはならなかったと思うのが正直なところです。ペナルティーを多く出してしまい、そこから自滅するという流れがあったのがもったいなかったと思います。最後の10分、15分間のアタックが今年のチームとしてやろうとしていたアタックで、2トライ取れたのは大きな収穫ですし、4年生が来年に向けて良いものを残してくれたと思っています。
◇青山学院大学 清水孝哉 監督
ここに居る二人を含め4年生を中心に80分間頑張ってくれたて勝てたことが何よりです。来年も後輩達が対抗戦Aで戦う権利を彼らが残してくれたと思って、その思いを受け継いで来年も頑張って行きたいと思います。最後、多くの4年生が試合に出て、下級生も4年生のためにもとチーム一丸となって得た勝利だと思います。
◇成蹊大学 池田 元 監督
一昨年、立教大学さんに入替戦で敗れてBに降格し、昨年はコロナ禍で入替戦がない中で今シーズンはAへの昇格を目標に掲げてスタートし、今日の試合のために一年間準備してきました。成蹊がやろうとしてきたラグビーは随所で出せたのではないかと思っています。ただ、ブレイクダウン前の接点で受けてしまったところ、その状況で若干、選手がパニックになりミスが起きてしまったとのが今回の結果につながった要因の一つではないかと思います。
◇立教大学 福田明久 監督
入替戦は一発勝負なので緊張しましたが、今日は立教らしい前に出るディフェンスで何とか成蹊さんの分厚い攻撃を抑えることができ、結果としてAに残留することができました。選手達は、対抗戦が始まってからランニングチェンジして行こう、総力戦で行こうと今日の出場メンバーだけではなく、出場できなかったメンバー、マネージャー、トレーナー、学生コーチの皆が頑張ってくれました。今年は対抗戦Aでは一勝もできなったのですが、来年は3勝を目標に定め、しっかり戦って行きたいと思っています。
記者会見冒頭の監督コメント(ダイジェスト)のみ