2014年11月15日、県営熊谷ラグビー場Aに、王座奪還を目指す深谷高校、初の栄冠へ!昌平高校が全国への1枚のキップをかけて激突。
両校は同年4~5月に行われた【第62回関東高等学校ラグビー大会埼玉県予選】で相見えている。この大会で深谷高校は準決勝で浦和高校に38-7と去年の雪辱を果たし、決勝では昌平高校に19-7で勝ってはいるが、ラグビーにおいて12点差はセーフティリードでは無く花園予選に奪還か!初栄冠か!連覇か!と含みを持たせた。
12時35分、深谷高校のキックオフで決勝の幕が開ける。
全国へのプレッシャーなのか?昌平高校の立ち上がりは硬い感じがした。そこに深谷高校のFW・BKが波の様に押し寄せ、5分、ターンオバーから先制のトライ(G成功)。11分にもキックカウンターからチャンスを作り2つ目のトライ(G成功)。このままずるずると行ってしまうのか・・・17分、深谷高校1つのミスからのチャンスを生かし昌平高校のトライが生まれる(G成功)。その後一進一退の攻防が続きこのまま前半が終わるか。と思われた28分、深谷高校が5mスクラムから3本目のトライ(G失敗)。前半を19-7で折り返す。
後半、負けている昌平高校は先制し波に乗りたい所だが、試合巧者?経験値?と言うべきか後半開始早々の1分、先制のトライは深谷高校だった(G失敗)。これ以上離されたくない昌平高校の攻撃にペナルティを連発し6分、2本目のトライ(G成功)で差は10点に。
12分、ここでチームに活を入れたのは深谷高校FW。昌平高校スクラムを押しボールを奪取。トライへと結びつけた。(G失敗)。追いつき逆転したい昌平高校、点差を離したい深谷高校の意地ぶつかり34分、最後もやはり深谷高校FW。ラックの連取から2人、3人とタックルを跳ね飛ばし最後はタックラーを引きずりながらインゴールへ。ゴールも成功しここでノーサード。深谷高校が王座を奪還。2年ぶり7回目の花園出場。
深谷高校36 – 14昌平高校
深谷高校、横田監督のコメント
この度、埼玉県予選大会を制して2年ぶりに全国高等学校ラグビー大会に7度目の出場を果たすことが出来ました。昨年、決勝で負けた事でスタッフ、選手ともに1日1日の練習を100%やり切ろうと努力してまいりました。改めて多くの皆様のサポートにも気付き感謝の気持ちを胸に戦う事が出来た結果だと思います。
全国高等学校ラグビー大会の組合せも決まり、いよいよ本番が近づいて来ました。今年のチームまだまだまだ伸びしろがある思いますので大会までにしっかり鍛えて、調整して臨みたいと思います。埼玉県代表として堂々と最後まで諦めない皆様に感動を与えられる試合をして来たいと思います。
準優勝、昌平高校も非常に力をつけており、この敗戦で大きな経験値を積み今後台風の目となる1校になるはず。
準決勝で敗退した浦和高校・正智深谷高校、準々決勝で敗退した伊奈学園高校、川越東高校、立教新座高校、慶応志木高校・・・
埼玉県予選出場51校が切磋琢磨し、66回大会(昭和61年)熊谷工業高校:準優勝、70回大会(平成02年)熊谷工業高校:優勝、79回大会(平成11年)埼工大深谷高校(現、正智深谷高校):準優勝、以来の決勝へ!
12月27日(土)近鉄花園ラグビー場、第1G、13:50キックオフ
深谷高校 vs 萩商工高校(山口)
他、画像はフォトギャラリーへUPします。
第94回全国高校ラグビーフットボール大会埼玉県予選 決勝その1 はこちらから
第94回全国高校ラグビーフットボール大会埼玉県予選 決勝その2 はこちらから
決勝戦の模様をUPする事が遅れた事、関係者、ファンの皆様にお詫びいたします。