第85回全国高校ラグビーフットボール大会。
埼玉県代表の深谷高校は、1・2回戦を勝ち進み、元旦にベスト8を賭けた1月3日、天理高校に挑みました。
前半、一時は16点差を付けられたものの、後半17分には1点差まで詰め寄り、逆転勝利の予感もありましたが、最後は天理高校にトライを決めれ、惜しくも準々決勝には進めませんでした。
負けはしたものの、深谷高校のラグビーは埼玉県のラグビーファンの皆様にお見せする事が出来たと思います。
以下、横田監督から、天理高校戦のコメントと埼玉県ラグビーファンの皆様へ、メッセージを頂きましたので、ご案内致します。
■深谷高校ラグビー部 横田典之監督
ベスト8への挑戦、年越しの3回戦進出は本校にとって4度目となりました。
元旦を花園で迎えられる喜びと、今年こその思いを胸に、天理高校戦に向けて時間のない中、様々な準備をして選手のコンディションを整えることに集中して臨みました。
SCコーチ、メディカルスタッフの尽力のおかげで、ここまで怪我人が出ていないということも好材料ですし、天理高校とは9月に練習試合をしており、ある程度手の内もわかるし、選手もスタッフも自信を持っていました。
実際、試合内容もモールで先制トライをされ、一時は16点差まで離されましたが、しぶとく守り攻めて少しずつ点差を縮め、23ー24と一点差まで追い詰めました。
最後まで諦めず逆転を信じて戦いましたが、全国優勝6回の古豪はそれを許してくれず、駄目押しのトライ、ゴールで23ー31というスコアで負けてしまいました。
試合内容はほぼプラン通りに行きました。
しかし、このレベルになると僅かなミス、反則が得点に結びついてしまうという勝負の厳しさを思い知らされました。
やはり、どんな苦しい場面でもミスなくプレーをして規律を守り戦うことが重要であると実感しました。
それと関西、九州のチームと圧倒的に差があるのはスキルと判断です。
この部分を日頃の練習から意識して指導していかないと差は縮まらないと思いました。
最後まで応援していただきました埼玉県の多くのラグビー関係者の方々、本当にありがとうございました。
深谷高校のベスト8のチャレンジは終わりましたが、埼玉県の高校ラグビーが花園で全国制覇出来る日が来ることを願い、また一歩ずつ皆様と一緒に頑張って参りたいと思います。